現地説明会

片山遺跡現地説明会(兵庫県加古川市八幡町下村地内)

加古川市教育委員会では、平成29年度と30年度の2回にわけて雁井戸地区ほ場整備事業に伴う
片山遺跡の発掘調査を実施しています。この調査の成果を広く市民に公開し、地域の歴史と文化財保護に
理解を深めていただくため、現地説明会を実施します。遺構の検出状況を実際に見る機会は
唯一発掘現場だけですので、この機会に多くの皆さんにご見学いただきたいと考えています。


20-106

日 付
2018年11月10日(土)
時 間
13:30~15:00
会 場
兵庫県加古川市八幡町下村地内
アクセス

JR加古川線厄神駅より徒歩25分
JR加古川駅⑤⑥ホームより、毎時2本運行。

参加費
無料
ご案内
ご案内用パンフレット(PDF)
備 考

※歩きやすい靴でお越し下さい。
※雨天時など、中止となる場合がございます。ご了承ください。


説明会レポート

2018年11月10日 兵庫県加古川市八幡町下村で片山遺跡発掘調査の現地説明会が開催されました。

片山遺跡は、弥生時代から鎌倉時代にかけての遺構・遺物が確認される台地上の集落遺跡です。
平成 29 年度調査では、弥生時代と鎌倉時代の掘立柱建物跡が発見されています。今回の調査は、
平成 29 年度の調査に続くもので、ほ場整備の農業用水路工事予定地から弥生時代中期の方形周溝墓、
古墳時代後期の竪穴建物跡、弥生時代もしくは平安時代から鎌倉時代のものと考えられる掘立柱建物跡
などが見つかりました。
方形周溝墓は、いなみの台地上での発見例はほとんどなく、近隣の大日山遺跡で発見された弥生時代終末期頃
から古墳時代初頭とされる壺棺墓に先行する墓跡と考えられます。また、竪穴建物跡や掘立柱建物跡の発見は、
これまで中世以降と考えられてきたこの地域の台地上の開発時期を再考させる成果として重要な発見です。
(加古川市教育委員会)

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