現地説明会

今回の調査区は重粒子線がん治療施設に伴う工事で、発注大阪府文化財C元請㈱福田組大阪支店、約20年前に未調査の範囲を今回施工する。
調査区は2箇所あり、1区は調査完了しており今回は2区の現地説明会である。
調査面積1,234㎡　鋼矢板を打設し、掘削深さ1区5.3m、2区5.4m～7.8m大坂城の大坂冬の陣で埋められた堀があり、豊臣期の石材と徳川再築工事Ⅰ期の端材が共伴している可能性が高いものが多数出土し、墨書が残る矢穴などがある。
金箔瓦、家紋瓦、桃山陶磁器、多量の木製品(下駄、箸、漆器、墨書木簡等)金属製品(銭、耳かき、釘、サジ、鶴を模した取手等)、金属製品生産関係遺物(刃口、坩堝、鉄滓等)も多数出土している。