現地説明会

東弓削遺跡・弓削寺跡(大阪府八尾市東弓削3丁目・東弓削)

曙川南土地区画整理事業にともない、2015年12月から大阪府八尾市東弓削・都塚・他で実施している東弓削遺跡・弓削寺跡の発掘調査において、多量の古代の瓦や、寺院の建物基壇等に使用されたと考えられる凝灰岩(ぎょうかいがん)の切石が出土しています。


18015

日 付
2016年9月18日(日)
時 間
13:00~15:00
会 場
大阪府八尾市東弓削3丁目・東弓削

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アクセス

・JR大和路線 志紀駅を下車 東へ徒歩約10分
・近鉄大阪線 恩智駅下車 南西へ徒歩約25分

駐車場
なし
参加費
無料
ご案内
ご案内用パンフレット(PDF)
備 考

※歩きやすい靴でお越し下さい。
※駐車場・トイレはありません。


説明会レポート

2016年9月18日(日)13:00~15:00 大阪府八尾市で東弓削遺跡(ひがしゆげいせき)・弓削寺跡(ゆげでらあと)の現地説明会がありました。
平安時代初頭(8世紀末頃)に編纂の『続日本紀(しょくにほんぎ)』に記された、称徳天皇(しょうとくてんのう)や弓削道鏡(ゆげのどうきょう)にゆかりのある「由義寺(弓削寺)(ゆげでら)」、「由義宮(ゆげのみや)」「西京(にしのきょう)」の推定地に位置します。
今回の調査では、奈良時代後半(8世紀後半)に比定され、大阪府下では初めてとなる興福寺式軒丸瓦・軒平瓦や東大寺式系軒平瓦など平城京内の主要な寺院に使用された瓦が出土し、平城京の瓦がこの地域に持ち込まれていたことが明らかになりました。
(公益財団法人 八尾市文化財調査研究会)

今回の説明会は午前中に雨が降り、開催が心配されましたが3連休の中日とあって親子連れもふくめ、たくさんの方が参加されていました。
パネルの掲示や発掘された遺物を展示する場所と発掘現場はわかれており、まずパネルを見ながら、説明を聞いた後、発掘現場に移動し、調査の状況が説明されました。発掘現場への移動する道すがら、当時の様子を想像し、遺跡談義に花を咲かせている参加者もいらっしゃいました。

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