現地説明会

平城京第708次調査(奈良県奈良市法蓮町363番1・364番1・365番1)

これまでの調査で、奈良時代中頃~後半に一町規模の貴族の邸宅と考えられる 遺構を確認し、掘立柱塀で囲まれた大規模な建物跡が見つかっています。その後、 奈良時代後半~平安時代前半には溝や塀によって宅地が細かく分割され、 小規模な建物が建つという変遷過程をたどることも明らかとなりました。 また、平城京造営前の幹線道路の一つである中ツ道の側溝の可能性がある溝も 見つかっています。


18-212

日 付
2017年5月20日(土)
時 間
10:00~15:00
会 場
奈良県奈良市法蓮町363番1・364番1・365番1

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アクセス

・近鉄奈良線 新大宮駅 徒歩約15分
・近鉄奈良線 近鉄奈良駅 徒歩約20分

駐車場
なし
参加費
無料
ご案内
ご案内用パンフレット(PDF)
備 考

※歩きやすい靴でお越し下さい。
※駐車場・トイレはありません。
※雨天時など、中止となる場合がございます。ご了承ください。


説明会レポート

2017年5月20日奈良県奈良市法蓮町で平城京左京二条四坊十坪(平城京708次調査)の現地説明会がありました。
平城京左京二条四坊十坪の地は、平城宮東院の南から東へのびる二条条間路に面し、西隣の一・二・七・八坪の調査では四町規模の大きな邸宅があったことが確認されています。(平城京157次・174次調査)
今回の調査では、左京二条四坊十坪周辺が貴族の邸宅が立ち並ぶ高級住宅街であったことが再確認され、大規模宅地が奈良時代後半に分割される事例として貴重な情報を得ることができました。
(奈良市教育委員会文化財課 埋蔵文化財調査センター)
PDFは現地説明会当日に配布された資料です。(奈良市教育委員会 提供)

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